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100歳を超えて その3

投稿日:2017-08-21 更新日:

100歳を越えても元気でいられるのは?

安藤さんの話のその3です。

印象に残っている話の中で、二番目にあげたいのが、関東大震災の時の話です。
関東大震災が起きたのは、1938年大正13年ですから、安藤さんが十代半ばのことです。
その時安藤さんは、今の成田市にいらしたそうです。
地震の後、東京が壊滅的な被害を受けたとの情報が入り、安藤さんが住んでいた近隣の地域では、救援の為の食糧が準備され、集落同士が競うようにしてそれら食糧を東京へと背中に担いで持っていったそうです。
千葉県でも地震の被害があったでしょうが、東京や横浜がとてもひどい状況なので救援に行ったのでしょう。
阪神・淡路大震災や東日本大震災で、いろいろな人達が被災した人々を救援したのを思い起こします。

話は変わりますが、その当時少年だった安藤さんは、その約70年後にコーヒーの事業を興します。
きっかけは、キリマンジャロに登山に行った時に、現地の人に相談をされてはじめられたそうです。
どういった相談かと言うと、現地で生産しているコーヒー豆は、ものすごく安い価格でしか買い取ってもらえないので、安藤さんにもう少し高い値段で買ってもらえないか、といったお願いだったそうです。
安藤さんは、そのものすごく安い買取り価格の数倍の値段でコーヒー豆を買取ることにして、コーヒー事業を始められたそう。
安藤さん曰く、コーヒー豆の値段は、生産者の努力とはほとんど関係なく、先物価格によって決められる、とのこと。このコーヒー先物市場価格については、日を改めて書いてみようと考えています。

で、安藤さんのコーヒー事業は、20年ほど続いている訳ですが、80歳を過ぎての起業、そしてその事業を継続されてきたことはすごいことだと思います。
安藤さんに対しての質問で一番多いのは、どうして100歳を越えてもそんなにお元気なのでしょうか? というようなことではないかと思います。
安藤さんは、それに対していろいろとお答えしておられますが、私が考えるにその理由として、事業をして常に頭や手足を使い創意工夫をしていること、意識して若い人と時間を過ごし老人風にならないこと、そして一番重要なのは利他的であること、以上ではないかと思っています。

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-コーヒー, 人生, 健康

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