コンゴ民主共和国の首都、キンシャサ市に小パリが?
コンゴ民主共和国の南西に位置し、コンゴ川の河畔に市街地がある首都キンシャサ、前の投稿ではスリの話をしましたが、いろいろな情報を何回かに分けてご紹介いたします。
今日は、その2回目。
キンシャサは、すでに人口1,000万人を越える大都市と言われており、急速にその人口を増やしているようですが、コンゴ民主共和国の統計はあまりあてにならないので、正確な人口は誰にもわからないでしょう。いずれにしても、アフリカでは10本の指にははいるぐらいの大都市です。
キンシャサは24のコミューン(東京都で言えば区のような行政区)に区分され、コミューンは複数のカルティエに、カルティエは複数のロカリテから成り立ち、ストリート(アベニュー)で住所を特定されることもあります。
例えば、カザブブ区 ビットワール 3番地 ー 3, Victoire, C/Kasa-Vubu, Kinshasa
カルティエ、ロカリテが知られた名前でない場合、タクシーなどでは、アベニュー(ストリート)で指定した方がいい場合があります。
例えば、ボヤマのカビンダアベニュー 62番地などは、カビンダ(Kabinda)とボカサ(Bokasa)の交差するところ(croisement)、(Kabinda croisement Bokasa)などと指定した方がわかりよかったりします。
上記の地図で見ての通り、キンシャサはそのほとんどが農村部(東側)であり(点線部分が境界線)、都市部は西側の小さな地域に集中しています。上の地図のちょうど、キンシャサKINSHASAという文字がある辺りが、都市部で、右側の広いところは農村部です。
コンゴ川が広がって、真ん中に島がある場所がありますが、この島はンバモウ島、広がっている部分は川ですが、マレボ湖と言っています。このマレボ湖の南西辺りが、キンシャサの都市部になっています。
その都市部のなかでも、ゴンベ区には政府機関や各国の大使館が多くあり、日本大使館もゴンベにあります。
ちょっと面白いビデオがあるので、ご紹介します。
ゴンベ区から少し離れた、バンダルンガ区(C/Bandalungwa)と郊外のキンシャサ大学のあるレンバ区(C/Lemba)が、プチパリ、ということで、フランスのパリまで行かなくても、パリの雰囲気が味わえる? そうな、、、
*FRANCE2 TELE MATIN
写真の中の文字の位置 PARISとLEMBA、PARISとBANDALの位置が逆じゃないのかな?
ちなみに、私の所属しているNGO VIE FAMILIALEは、バンダルンガに本拠地があります。パリの雰囲気とはほど遠い、コンゴらしい市場の一角にただ今建設中の事務所があります。
コンゴは、別にパリのまねでなく、コンゴらしくていいのではないでしょうか?
コンゴらしい、というのはどういうことなのか? つきつめる必要がありますが、、、