bitbankTrade(ビットバンクトレード)の先物取引について
仮想通貨の先物取引の2回目です。
2回目は、bitbankTradeの先物取引について調べてみました。
bitbankTradeは、先物取引と言わず、ビットコインFX(BTCFX®)のトレードと言っています。
ですので、一般的に言われているFXと混同しやすいので注意が必要です。
3限月あるようです。限月というより限週、と言った方がよさそうな感じです。
2017年9月23日現在では、当限が9月29日期日のもの、期中が10月6日期日のもの、期先が12月29日期日のもの、となっているようです。
当限と期中が、一週間毎にかわり、期先は四半期毎に、という変則的なもののようです。
3限月とも、出来高がそこそこあるようなので、先物市場としては、一応格好はついていると言っていいと思います。
証拠金は、BTCのみのようです。
レバレッジは、最高で20倍までかけられるようです。
維持率が20%を下回った場合強制決済。
アラートが50%を下回った場合、通知してくれるのは、良心的な気がします。もめない為の知恵なのかもしれませんが、、、
手数料は、建て玉した時と手仕舞いの時にあるようです。
手数料率は、新規・決済それぞれ0.01% (税抜)
1枚の価値 100USD相当の商品 (税抜)
日本円でなく、アメリカドルなので注意が必要です。
ホームページからの引用ですが、以下、ルールを記載しておきます。
BTCFX®には、取引可能な商品として、取引期限満了日(満期)の違う3つの商品があります。
BTCFX®では、この3つの商品を取引します。
取引期限は、以下の表の様に、それぞれ「今週金曜日17時終了」「来週金曜日17時終了」「四半期の最終金曜日17時終了」に設定されています。表記が「BTC FX0327」の場合、「3月27日(金)日本時間17時に取引期限満了を迎える商品」という意味になります。
----------------- 今週物 --------- 来週物 -------------- 四半期物 ------------
取引期限満了日 今週金曜日17時 来週金曜日17時 3,6,9,12月の最終金曜日17時
-----------------------------------------------------------------------------
2. BTCFX®に関する用語
建玉 反対売買を行う前(決済前)の状態を「建玉(たてぎょく)」と呼びます。相場が上がると考え買い建しているものを「買い建玉」、相場が下がると考えて売り建しているものを「売り建玉」と呼びます。
証拠BTC 建玉を建てるために、担保として差し入れたBTC
必要証拠BTC 新規発注を含む、建玉を建てるために必要な証拠BTC数量。最新の数値は「ポジション照会」からご確認下さい。
取引余力BTC 取引余力とは、必要証拠BTC、評価損益、手数料を反映した口座資産内の実質的な余剰資産を指します。 なお、取引余力の金額により発注可能となる注文数量が決まります。
証拠BTC振替 BTC現物口座からBTCFX®口座へのBTCの振替を表します。通常BTCFX®口座への振替反映は10分以内に行われます。
維持率 建玉を建てるために必要な証拠BTC数量に対して占める純資産額の割合を指します。
維持率=((取引余力BTC+必要証拠BTC)/必要証拠BTC)×100
アラート率 維持率が低下していることを警告するレベル。
最新の数値は 「ポジション照会」からご確認下さい。それを下回ると、メールにてその旨を通知いたします。この数値は、任意に変更される可能性があります。
ロスカット率 維持率が低下し、全てのポジションを強制決済されるレベル。設定値は維持率の20%(2015年7月21日現在)とし、この数値は任意に変更される可能性があります。
最新の数値は、 「ポジション照会」にて確認可能なので、常にご確認ください。それを下回ると、強制反対売買が執行され、ポジションは決済されます。
口座間振替 BTC現物口座とBTCFX®口座は別々に管理されており、この2つの口座間で相互にBTCの振替を行うことを指します。例えば、BTC現物口座にあるBTCをBTC FX口座に振り替えて、証拠BTCとして充当する、というように利用します。金曜17:00に未実現損益が受入証拠BTCとして反映されるまでは振替できませんのでご注意下さい。
清算値 清算値は、OKEX.comの公表レートを参照します。 清算値は、各限月ともに毎週金曜日の17時から20時の時間帯で確定されます。
3. 決済方法
BTCFX®には、以下の3種類の決済方法があります
<反対売買>
建玉と反対の取引を行う決済。買い建玉を売り決済、売り建玉を買い決済、することで差金決済が行われます。
<途中決済(値洗い)>
途中決済とは、来週物及び四半期物の商品において、毎週金曜日17時に確定する清算値によって、自動的に建玉の決済と新規建てを同時に行い、その評価損益と未実現損益を口座残高に反映させることを指します。この決済を行うことを「途中決済」、同時に新規建することを「途中新規」と呼びます。
※途中決済・途中新規には売買手数料はかかりません。
<期日決済>
建玉を取引期日までに反対売買せず、持ち越した場合、建玉は、取引期日で決定する清算値で自動的に強制差金決済されます。この期限満了日までに反対売買せず、取引期限で決定する清算値による決済を「期日決済」といいます。
※期日決済においては、取引手数料はかかりません。
4. 取引単位
取引単位は「枚数」と呼び、取引は枚数単位で行います。
これは、ビットコイン数量を表したものでなく、あくまでBTCFX®用の1単位(1枚)という意味になります。
1枚を購入するには、証拠BTCが必要です。最新の数値は「ポジション照会」からご確認下さい。
BTCFX®の取引を行う場合は取引希望価格の指定と同時に、取引希望「枚数」を「新規建余力」の範囲内において整数倍で指定します。
5. 呼値の単位
単位は、小数点以下2桁までで表示されます。
BTCFX®の取引を行う場合は、取引希望価格を指定いたしますが、小数点以下2桁まで指定することが可能です。
6. 注文方法
取引種類 新規買(ロング)
新規売(ショート)
売決済
買決済
7. 注文状況について
BTCFX®専用取引画面に表示される注文状況は、以下のとおりです。
注文中 注文をしたが、約定していない状態
取消中 注文を取消申請している状態
取消済 注文の取消しが完了した状態
約定 注文が成立した状態
8. 一部約定 注文の一部が約定済だが全てが約定済ではない状態
注文の有効期限
注文の有効期限はありませんが、毎週金曜日16:50に新規注文受付が停止され、16:55にそれまでに約定しなかったご注文(一部未約定分も含みます)は全てキャンセルされます。
9. 注文の取消・変更
お客様が発注されたご注文は、注文中・一部約定状態の場合には取消しを行うことができます。また、売買注文を変更される場合には、お客様は、変更しようとする売買注文の取消しを行った後に、新たに変更後の注文を新規発注してください。なお、お客様の売買注文について約定しない可能性が著しく高いと認められる場合、当社の判断でお客様の注文を取り消す場合があります。
10. 一注文あたりの発注上限取引単位
上限はありません。
新規建余力の範囲内で可能です。
11. 証拠BTC
BTCFX®を取引するためには、「証拠BTC」を充当いただく必要があります。
これは外国為替証拠金取引(FX)でいうところの証拠金に相当するものであり、BTCFX®においては、ビットコインでの充当しかできません。(USドルでの充当は不可)
まず、現物口座に保有するビットコインをサービスサイト内 「口座管理>口座間振替」より、「BTC現物口座 → BTCFX®口座」を選択し、現物口座からBTCFX®口座にビットコイン数量を移します(BTC 現物、BTC FXの注文画面からも振替を行うことができます)。これにより、BTCFX®口座に証拠BTCが充当され、取引の準備が整います。
12. 新規建余力
BTCFX®口座に証拠BTCが充当されると、新規建余力に反映されます。新規建余力は以下の式で計算が可能です。
<建余力計算式>
取引余力BTC÷その時点の最低証拠BTC = 新規建余力
例えば、最低証拠BTC0.04において10BTCの取引余力BTCがあった場合、新規建余力は250枚となりますので、この250枚の範囲内であれば、自由に売買することが可能になります。また、取引余力BTCや新規建余力には、未決済建玉の含み損益が反映されますので、含み益がある場合は、これらが増加します。
13. ロスカット(強制反対売買決済)
ロスカット制度とは、維持率がロスカット率を下回った際に、損失の拡大を防ぐために、当社が強制的にお客様のポジションを反対売買して決済することができる制度です。維持率がロスカット率を下回っているかどうかの計算はリアルタイムで行います。ロスカットが執行される前に、維持率がアラート率を下回った段階で、メールにてその旨を通知いたします。ロスカットにおける最終決済価格は市場価格によって決まるために、決済が完了するまで損失額は決定しません。ただし、証拠BTC以上の損失は出ません。万が一、証拠BTC以上の決済損失が出た場合は、その損失は当社の負担となります。この損失分は、キャピタルゲインフィー(決済損失積立金)より充当されます。キャピタルゲインフィー(決済損失積立金)については、次の項をご参照ください。
14. キャピタルゲインフィー(決済損失積立金)
キャピタルゲインフィーとは、BTCFX®で取引された建玉のうち、反対売買、途中決済、期日決済などの決済時に利益が出た場合のみ、その利益に対する0.2%に相当する金額を当社が申し受けるものです。(損失が出た場合は、発生しません)。このキャピタルゲインフィーは、当社が相場急変時のロスカット時に被る当社の相場変動損失を防ぐためのもので、決済損失積立金として充当されます。
15. 追加証拠BTC(追証)について
BTCFX®は、ロスカット制度を採用していますので、追加の証拠BTCを求めることはいたしません。万が一ロスカット時に証拠BTC以上の損失が出た場合でも、お客様は証拠BTC以上の損失を負担する必要はありません(本損失分は当社の決済損失積立金より充当いたします)。
16. BTCFX®手数料計算式について
<BTCFX® 手数料計算式>
手数料=枚数×約定価格×手数料率
※手数料はBTCで徴収されます
<計算例>
BTCFX®0925「10枚」を「240$」で新規買い建ての場合
手数料= 枚数(10枚)×約定価格(240$)×手数料率(0.01%)=0.001(単位BTC)
BTCFX®0925「20枚」を「250$」で決済売りの場合
手数料= 枚数(20枚)×約定価格(250$)×手数料率(0.01%)=0.002(単位BTC)
BTCFX®のルールを読んでいる限りでは、先物取引や先物市場の事を良く知っている感じがします。おそらく、日本で取引できる仮想通貨の中では、一番先物市場らしいような気がしていますが、やってみなくてはわかりませんね。
ただし、
とのことなので、日本円を基本に考えた場合、アメリカドルと日本円の為替リスクや交換経費を考慮しなくてはいけません。