頭(額)を軽くぶつけあう、コンゴ民主共和国での独特の挨拶
特にコンゴ民主共和国だけではありませんが、コンゴ民主共和国を含めたアフリカ中央部の現地の親しい人とよくやる挨拶の仕方があります。
一対一の場合に限りますが、頭を3回、相手の人と軽くぶつけます。
まず、頭を少し左側に向けます。
そして、額の右側を相手の額の右側に軽くぶつけます。あくまでも軽くです。
次に、頭を右の方に向けて、今度は、額の左側を相手の額の左側に軽くぶつけます。
最後に、頭を正面の相手に対してほんの少しだけ左側に向けて、額の中央の少し上の部分を相手の額の中央少し上の部分に軽くぶつけます。
軽くぶつけないと、ゴツン、となってしまいますのでほどよい加減にしないといけません。
久し振りに会った友人などとよくこの挨拶をします。
空港に迎えに来てくれた時、家を訪問した時、道ばたでばったり出会った時、そして分かれる時もこの挨拶をします。
空港で友人達と別れる時に、見送りに来てくれたひとりひとりに、順番にこの挨拶をします。
日本人で、この挨拶をしているのを見た事がありませんが、(もっとも現地で日本人に会う事はめったにありませんが)私は日本でもこの挨拶をすることがあります。
コンゴブラザビルの方の動画を見つけましたので、御覧下さい。
このように挨拶します。
この場合は、最初にやや正面の額、次に右の額、その次左の額、最後にやや正面の額をぶつけあっています。
私自身は、この4回、額をぶつけるのは実際には見た事ありませんが、コンゴブラザビルではこうやっているのかもしれません。
帽子をぬいで、挨拶する人もいるし、帽子をかぶったままの人もいます。
帽子をかぶったままの時は、帽子が落ちないように、額を実際にぶつけないで、頭の向きだけかえる場合もあります。
私は日本でも、このスタイルで挨拶をすることもごくたまにありますが、やはりコンゴ民主共和国に到着した時に、あるいはこれから去る時に、この挨拶をすると、コンゴに来た、コンゴをこれから去るんだ、という実感が強く湧きます。