VC trivago 468 x 60

日本刀について

投稿日:2017-08-23 更新日:

刀の新しい価値とは?

刀の話です。

今日、一般社団法人全日本刀匠会事業部の理事の坪内さんとお話する機会がありました。日本刀についてさまざまな話をしましたが、印象に残ったのは、刀の価値についてのお話でした。
有名な日本刀は、例えば織田信長の愛刀であった、石田三成が所有していたなど持ち主や歴史的背景、保存状態、それに刀匠の名前などが価値を決めていきます。

その一方、現代刀の価値はどこを見て判断されるかというと、見た目の美しさ、潜在的に持っている性能と言うべきものなのかうまく言葉で表現できませんが切れ味であったり強靭さであったり、それから古い刀と同じく刀匠の名前であったりします。
現代の刀は、すでに人を斬るという目的の実用品ではありませんが、切れ味がするどい、強靭である日本の伝統的な刀と同じ技法で作られているという事が、価値のひとつであることには異論はないと思います。
ただ、伝統美術工芸品としての価値だけですと、他の日本の伝統工芸品と同じく、社会的変化についていけないで衰退していく可能性が高いのではないか、と危惧するわけです。

そこで、新しい刀の価値の創造が必要になってくるわけです。
古い刀は骨董美術工芸品であり、どんなに高値で売れようが、それが話題になろうが、新しい市場を生み出す事はありません。骨董品市場の中での話です。
今現在私達が生きている時代の刀鍛冶をはじめとする刀に関係する職人の人達には、骨董品の売り買いが活発になったところで、短期的な影響はゼロではないでしょうが、長期的な観点からみて実質的なところで大きな良い影響は望めないでしょう。
それがもし、新しい価値を持った現代刀が、高値で売れたとなると話は大きく違ってきます。

その新しい価値を創造しよう、ということの具体的な表れが「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」です。
 今の日本の文化を牽引しているマンガやアニメーション、ゲームなどとのコラボレーションにより日本刀の新しい価値を創造しようとする試みです。
「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」は、2012年7月14日(土)備前長船刀剣博物館からはじまり、日本全国さまざまな美術館を巡回して5年になり、まだ各地で巡回が予定されています。

こういった新しい取組み、試みが日本刀の新しい価値の創造を生み、日本市場のみならず海外市場にも受け入れられ、日本の伝統文化が広く世界に知られて、やがては理解されることを願ってやみません。

AdSense 336 x 280 display and text




AdSense 336 x 280 display and text




-日本刀, 日本文化

error: Content is protected !!

Copyright© A bit different world , 2021 All Rights Reserved Powered by STINGER.